富山市議会 2018-12-02 平成30年12月定例会 (第2日目) 本文
現在の雇用状況につきましては、牛岳温泉植物工場での葉の摘取り作業などで9名、地元の製薬メーカーによるエゴマオイルのソフトカプセル工場や大沢野塩地区の大規模農地での露地栽培などの業務に6名、合計で15名に携わっていただいており、総合戦略策定時に掲げた目標の10名を上回っている状況でございます。
現在の雇用状況につきましては、牛岳温泉植物工場での葉の摘取り作業などで9名、地元の製薬メーカーによるエゴマオイルのソフトカプセル工場や大沢野塩地区の大規模農地での露地栽培などの業務に6名、合計で15名に携わっていただいており、総合戦略策定時に掲げた目標の10名を上回っている状況でございます。
本市では、エゴマのカプセル工場など6次産業化に必要とされる栽培面積70ヘクタールのうち、平成33年度までに半分に当たる35ヘクタールを栽培する目標を掲げております。 今年度は大沢野塩地区において残りの2期工事が完了し、来年度新たに11.6ヘクタールでエゴマが栽培される予定であることから、目標年度までには概ね達成されるものと考えております。
次に、エゴマの露地栽培につきましては、大沢野の塩地区の大規模農地の整備などにより、栽培面積も徐々に拡大しており、エゴマの実の収穫量も増加している状況ではありますが、昨年度完成したエゴマオイルのソフトカプセル工場の稼働などにより、さらなる需要が見込まれることから、今後も市内でのエゴマ栽培面積の拡大を目指すとともに、他都市との連携を図りながら、実の生産拡大に努めてまいりたいと考えております。
地域再生戦略交付金を活用し整備されましたカプセル工場が本格稼働した場合、エゴマオイルは年間約12トン必要でありますが、この量を確保するためには、約70ヘクタールの栽培面積が必要となります。これに対して、平成27年度における市内のエゴマ栽培面積は約8ヘクタールで、必要とされる面積の約11%しかございません。稼働率1割の工場ができるということです。
また、エゴマオイルの需要が拡大し、エゴマオイルのソフトカプセル工場の稼働等が見込まれていることから、栽培上の課題を解決し、これまでエゴマの栽培がされてきた地域以外でも取組みがされるよう普及に努め、生産の拡大を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
エゴマから搾油したエゴマ油を付加価値の高い健康サプリメント化するためのソフトカプセル工場を整備し、生活習慣病の予防に効能が高いα-リノレン酸を豊富に含んでいるサプリメントを、国内だけでなく、生活習慣病が蔓延する先進国へ輸出展開も図ることが計画されています。しかし、現在抱えている大きな問題点の1つに、エゴマの生産量が大きく不足していることが挙げられます。
一方、エゴマの実の供給先につきましては、エゴマオイルの製造用やソフトカプセル工場向けなどが考えられ、そのうち一定程度の原材料を富山市産のエゴマで供給できるように生産の拡大に努めてまいりたいと考えております。